胸のつかえ
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2025.07.23
皆さん、こんにちは(*^^*)自由が丘鍼灸院はりきゅうkokowaの長嶋です。
連日暑い日が続いており、私の地元北海道でも、まさかの40℃、、、札幌に住んでいたころにはエアコンがある家はほとんどなかったので、数字を見るだけでもゾッとしています(^^;
皆さんも、熱中症対策などお気を付けくださいね。
さて、今回は胸のつかえについての当院での治療例をご紹介します。
主訴は胸のつかえで、症状が出始めたのは半年ほど前からでしたが、
来院された際には、
・胃のむかつき
・食欲不振やお腹が緩い
・呼吸が浅い
・睡眠トラブルがある
・不安感
などの随伴症状も出ていました。
当初は仕事中に感じやすい症状だったものが、仕事のある平日から休日へ変わる時に心身への反動が強くなったことが、当院への来院のきっかけでした。

カウンセリングでは、『なぜ』この症状が出るようになったのかを深堀していきます。
・きっかけはなんだったか?
・増悪因子は何か?
・緩解因子は何か?
・今回に関わらず元々の性質はどのような方なのか?
その為、胸の症状を感じる場合、病態によっては循環器など病院へ受診する必要がある場合もあります。
今回のケースでは、
・環境の変化があった
・増悪因子がストレス
・平日→休日で心身に影響が出るなど自律神経系の乱れによるものが考えられる
・胸痛はなく血圧に異常もみられない
など、明確な原因が感じられたことや、既往症状や現病歴、その他の随伴症状に緊急性の高いものがなかったことから、東洋医学的な観点からの鑑別を優先して施術方針を検討しました。
前回から見て全体的に症状が緩解しおおよそ2割程緩和されたご様子。
特に、胸のつかえ、胃のむかつき、睡眠トラブルが緩和・改善し他とのこと。
3回目
更に症状が軽減。
今回のケースでは、症状と治療方法があっており、初回から週に1度のペースで4回目(初回から3週目)には症状がなくなりました。
この方の本質として、他者への気遣いが細やかな方で、その負担が多い時期には同様の症状が出やすいご様子。
その後も、心身の状態に合わせ、週に1度や2週に1度など、メンテナンスをしながらご来院されています。
東洋医学的には、なんらかの影響により胸中にたまる陽気がつまっておこる症状のことで、主に「肝」「脾」に起因する
・気を巡らせる機能を持つ「肝」の働きがストレスにより滞る
・胃腸機能の低下によるエネルギー不足
などによって生じます。
ストレスや疲労、季節の変わり目などによる影響が強く、のどのつかえを感じる、みぞおちのあたりが張るなどの症状を伴うこともあり、病院に行って自律神経の乱れを指摘された、と言われることがよく見られます。
先にも記載した通り、西洋医学的に病院受診が必要となる病気の症状として出る場合もあるもののため鑑別が重要となりますが、上記のような症状でお困りの方はぜひご相談下さい。
連日暑い日が続いており、私の地元北海道でも、まさかの40℃、、、札幌に住んでいたころにはエアコンがある家はほとんどなかったので、数字を見るだけでもゾッとしています(^^;
皆さんも、熱中症対策などお気を付けくださいね。
さて、今回は胸のつかえについての当院での治療例をご紹介します。
胸のつかえ 40代 女性 デスクワーク
主訴は胸のつかえで、症状が出始めたのは半年ほど前からでしたが、
来院された際には、
・胃のむかつき
・食欲不振やお腹が緩い
・呼吸が浅い
・睡眠トラブルがある
・不安感
などの随伴症状も出ていました。
当初は仕事中に感じやすい症状だったものが、仕事のある平日から休日へ変わる時に心身への反動が強くなったことが、当院への来院のきっかけでした。

カウンセリングでは、『なぜ』この症状が出るようになったのかを深堀していきます。
・きっかけはなんだったか?
・増悪因子は何か?
・緩解因子は何か?
・今回に関わらず元々の性質はどのような方なのか?
考察/鑑別
よく、のどが詰まるような感覚、胸のつかえを感じるとされる位置には、咽頭や心臓、胃、など様々な内臓が位置しています。その為、胸の症状を感じる場合、病態によっては循環器など病院へ受診する必要がある場合もあります。
今回のケースでは、
・環境の変化があった
・増悪因子がストレス
・平日→休日で心身に影響が出るなど自律神経系の乱れによるものが考えられる
・胸痛はなく血圧に異常もみられない
など、明確な原因が感じられたことや、既往症状や現病歴、その他の随伴症状に緊急性の高いものがなかったことから、東洋医学的な観点からの鑑別を優先して施術方針を検討しました。
施術/経過
今回のケースでは、
環境の変化やストレス、思慮が深くなったことで東洋医学における「肝」の全身に気を巡らせる機能が低下したことにより胸のつかえが起こり、胃腸の機能が低下したことで「気」「血」などエネルギー不足から精神を主る「心」や睡眠への影響など症状が深くなっていったと考えました。
1日目
2回目
初回から1週間後にご来院。前回から見て全体的に症状が緩解しおおよそ2割程緩和されたご様子。
特に、胸のつかえ、胃のむかつき、睡眠トラブルが緩和・改善し他とのこと。
3回目
更に症状が軽減。
4回目
胸のつかえはほぼ消失。今回のケースでは、症状と治療方法があっており、初回から週に1度のペースで4回目(初回から3週目)には症状がなくなりました。
この方の本質として、他者への気遣いが細やかな方で、その負担が多い時期には同様の症状が出やすいご様子。
その後も、心身の状態に合わせ、週に1度や2週に1度など、メンテナンスをしながらご来院されています。
胸のつかえ
そもそも、胸のつかえとはどんな症状なのでしょうか?東洋医学的には、なんらかの影響により胸中にたまる陽気がつまっておこる症状のことで、主に「肝」「脾」に起因する
・気を巡らせる機能を持つ「肝」の働きがストレスにより滞る
・胃腸機能の低下によるエネルギー不足
などによって生じます。
ストレスや疲労、季節の変わり目などによる影響が強く、のどのつかえを感じる、みぞおちのあたりが張るなどの症状を伴うこともあり、病院に行って自律神経の乱れを指摘された、と言われることがよく見られます。
先にも記載した通り、西洋医学的に病院受診が必要となる病気の症状として出る場合もあるもののため鑑別が重要となりますが、上記のような症状でお困りの方はぜひご相談下さい。