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症例報告~頭痛

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2025.09.27

みなさんこんにちは!自由が丘鍼灸院はりきゅうkokowaの長嶋です ^^
インフルエンザやコロナなどの罹患者が増えてきているようですね^^;
感染症や秋の花粉症など、季節の変わり目にはかかりやすくもあり、風邪がなかなか治らなかったり、、と不調の感じやすい時期になりました。
『なんとなくつらい』という状態は普段かからない症状にも罹患しやすくなりますので、メンテナンスがおすすめです♪

さて、本日は、鍼灸院でもよくお悩みの症状で聞く『頭痛』の症例についてお話させていただきます。



25歳女性 事務 頭痛/首肩こり


【主訴】
・頭痛
・首肩こり

【副訴】
・食後の気持ち悪さ

♦来院までの経過

数日前~
・連休最終日から急に頭全体がギュッと締め付けられるような頭痛
・普段から併用している市販薬が効かず、数日仕事を休む
・脳神経外科を受診するも異常なし、血液検査で熱中症も否定された
来院時には頓服薬で痛みを軽減するも4時間程しか効かず、睡眠は頓服で痛みを取ることで確保できていたが、毎日頭痛が起きている状態だった。

随伴症状として、
・首肩こり
・顔周りのほてり
・顔のみに熱を持った湿疹
などがあった。


♦考察

問診で深掘りしていくと、
・2か月前から食後の気持ち悪さ
・徐々に頭痛と吐き気がセットに
・精神科通院歴があり、現在もストレスや不安感が募っていた
・性格として責任感があり、自分を責めやすいタイプ
など、頭痛を生じる前に胃腸機能の低下によってエネルギー不足に陥り、元々精神の影響が身体に出やすいところへ強いストレスが加わったことから、『肝』が化熱し頭部に熱が上がったことで頭痛を発生したと考えられた。

また、過去に鍼灸やマッサージを受けた施術経験がなく、症状が出てから初めてマッサージを受け行き、その後一時的にはあるが症状が少し緩和していることから、首肩こりなど筋緊張による症状の増悪もあったと予想される。


♦治療

実際の施術においても、触診で首肩周り周辺を中心に背中周りの筋緊張が強く感じられたため、
①筋緊張を緩和して血流を改善
②東洋医学的な身体の状態を考慮し、全身の調整
を主体として治療を行いました。

初回
施術後、筋肉のゆるみや頭周りに感じられたほてりがひき、声にも張りが出ていた。

2回目
前回よりも症状の時間が短くなり、胃腸の症状が消失。

3回目
頭痛はほとんどコントロールできるほどになってきていたが、別のストレスがかかったことで胃の灼熱感など別の症状が出てきた。
頭周りに感じるほてりもいつもより強く感じたため、清熱や熱が下に下がるような施術を加えた。

現在は頭痛と合わせ、この方が持っている体質に合わせた施術も継続して行っています。

最後に、

頭痛は頭痛外来という診療科がある程、日本人には身近なお悩みかと思います。
体調や体質、天候、などに起因するものもありますが、他の疾患の症状として出る場合もあり、特に脳血管疾患に関しては注意が必要なものもありますので、お気軽にご相談ください。

頭痛の詳しい詳細はこちらのブログでも掲載していますので是非ご覧ください ^^

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