めまい・耳鳴り・耳閉感【メニエール病と診断された方の治療例】
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2026.01.28
皆さんこんにちは!自由が丘鍼灸院はりきゅうkokowaの長嶋です。
本日はめまいなどメニエール病と診断された方の治療例をご紹介させていただきます。
めまい・耳鳴り・耳閉感/44歳 男性 デスクワーク
【主訴】
めまい
【副訴】
(右)耳鳴り・(右)耳閉感
経過
昨年7月~ 発症。毎日症状がある
昨年8月 やや症状が緩解
昨年9月 悪化し、嘔吐。高血圧も認められ救急車を要請して通院
今年1月 再度救急車を要請して通院
救急車で通院した時は、いずれもCT検査後、吐き気止めの点滴で緩解し、その後1週間はめまいのない調子の良い日が続いていた。
普段から右耳の耳鳴り、症状が悪化していくと強い耳鳴り、耳の閉そく感、次いでめまいの症状が出るとのこと。
セカンドオピニオンでもメニエール病と診断されて治療中だが、
症状に変化はなく、
現在は他の耳鼻科疾患も示唆され検査中。
示唆されている疾患の対症療法として使用中の枕で症状がやや緩解。
別のアプローチもしてみたいと当院へ来院されました。

症状/所見
・めまいはふわふわしてることが多く、ひどい時は回転性
・症状が出るのは夕方に多い
・右を下にして寝る、右を向くと症状が出やすい
・運動中に出たことはない
・症状が出たら横になると楽
・横になっている方が症状がないことが多い
などの所見がある一方、
・嘔吐と高血圧により救急搬送
・首肩の痛みが出てからは時々頭痛もあり
という点もあることから、鍼灸施術適応なのかという点についても確認が必要となりました。
レッドフラッグ
めまいには、回転性、浮遊性、失神型など大きく分けると3つに分類されます。
また、原因に関しては、耳の病気や脳の病気、自律神経失調症や頚椎、更年期障害、血圧異常、ストレス等、様々です。
中でも、
・脳の病気
平衡感覚をつかさどる脳の部分が障害されると、めまい・ふらつきが出現
・心臓血管障害
不整脈や心不全などが起こるとの上の血流が一時的に低下することでめまいが出現
に起因するものは、
命に関わる緊急性の高い疾患など早急な対処が必要な場合もあるため、まずは病院を受診するなど注意が必要です。
見分けるための随伴症状として、
・ろれつが回らない
・飲み込みにくいなど嚥下障害
・まっすぐ歩けないなど運動失調
・物が二重に見える
・顔や手足に麻痺や痺れがある
・激しい頭痛がある
・吐き気や嘔吐がある
・意識障害がある
などの症状を伴う場合は、早急に病院を受診しましょう。
今回のケースでは、
・吐き気、嘔吐は救急搬送時のみで、その際にはCT検査を受けており異常なし
・誘発因子に首が右を向いたときなど特定のものがあること
・それ以外の随伴症状がない
ことから、鍼灸適応として施術にあたりました。
治療方法
患者さんのここ数年の状況を詳しく問診すると、
・食生活の乱れ
・20代以降アレルギー体質が強くなっている
・症状が出る半年前に自律神経症状が出ていた
など、主訴だけではなく、体質も併せて根本的な改善が必要と考えました。
東洋医学において、めまいや耳鳴りは『肝・脾・腎』が特に関わります。
特に、『腎は耳に開竅する』と言われ、
◆根本の原因に対し、「気・血・水」「全身の臓腑」のバランスの乱れを整える
◆ 前駆症状となる耳鳴り、耳閉感の解消のため患部への治療
◆解剖学に基づいた体の構造の不具合を調整し血流改善を図る
を視野に入れて施術を行いました。
最後に
めまい症状は、患者さんにとって不快な症状だけでなく
「いつ症状が出るかわからず不安」「外出するのが怖い」
など、心身への影響やQOLも低下してしまいます。
◆病院へ行ってみたけど症状が改善しない
◆いろいろ試してみたけど変わらず困っている
など、お悩みの方はお気軽にご相談ください。